目次
「常識」をめぐる多様な解釈とアプローチ
第1部 スコットランド常識学派とイギリス経験論における常識/コモン・センス(アダム・ファーガスンにおけるコモン・センス的リアリズムの検討
知識と常識という方法―アイルランドにおける一系譜
コンヴェンション・言語・常識―ヒュームの道徳哲学における常識の生成
一八世紀スコットランドから二〇世紀ケンブリッジへ―リード、ムーア、ウィトゲンシュタインにおける常識)
第2部 啓蒙思想と常識(「共通理解」の再構成としての歴史―啓蒙期ブリテンにおける歴史叙述の展開
常識と啓蒙のアンビバレンス―カント常識論の振れ幅について
コモン・センス、社会改良、政治権力―ベンジャミン・フランクリンの場合)
第3部 常識のダークサイド―抑圧する力としての常識(常識と行為者性―テイラーとハイデガーによる常識の理論
常識の「身体」をあぶり出す―ウィトゲンシュタイン『確実性について』を手がかりに)
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