目次
ウィーン・女性・ユダヤ人(逃げゆく男―オットー・ヴァイニンガーの『性と性格』とエリアス・カネッティの『眩暈』
「せむし」の小人たち―エリアス・カネッティの『眩暈』とヴェーザ・カネッティの『黄色い街』におけるユダヤ人の身体)
群衆と権力(群衆―他者と偶有性への活路)
生・死・生き残ること(「わたしはいかなる死も認めない」―エリアス・カネッティの死生学
「現実への道のひとつは絵画を経由している」―エリアス・カネッティの五枚の絵画)
亡命―ウィーンを追われて(楽園からの追放―ヴェーザ・カネッティの小説『亀たち』とオーストリア併合
戦後オーストリアと亡命作家―ローベルト・ノイマン、ヴェーザ・カネッティ、エリアス・カネッティ
エリアス・カネッティの『耳証人』と性格の系譜学)
言語と故郷―ユダヤ人であること(エリアス・カネッティは何語で泣いたか―母語にして迫害の言語とユダヤ性)
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