目次
1 総論(近代天皇制と日蓮主義の構造連関―国体をめぐる「顕密」変動
敗戦後の「立正安国」運動―在家教団の二つの戦略)
2 近代との出会い(廃仏毀釈と「日蓮宗」の維新
謗法厳禁と現証利益―法華系新宗教の先駆・本門佛立講
民衆的法華信仰と在家先祖供養
日蓮主義の勃興と国体開顕―田中智学と本多日生の「日蓮主義」を中心に
知識人の日蓮評価
高山樗牛と姉崎嘲風の日蓮論―明治期アカデミシャンの日蓮理解)
3 戦時下での受難と対応(日蓮主義から仏教社会主義へ―妹尾義郎の思想と運動
国家改造と急進日蓮主義―北一輝を焦点に
石原莞爾と「世界最終戦争」・「東亜連盟運動」
戦時体制下の日蓮門下―曼荼羅国神不敬事件と天皇本尊論)
4 在家教団の勃興と法華仏教の再歴史化(法華系新宗教の台頭と宗教協力―新宗連
戦後日本社会と創価学会運動―社会層と政治進出との関連で
門流を越えた法華仏教のネットワーク運動)
5 現代の海外布教(藤井日達と日本山妙法寺の海外布教―「西天開教」から世界平和運動へ
創価学会の海外組織―韓国SGIの急伸要因
インターネット布教と現地指導―イタリアのHBS)
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