商品説明
[三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー] 「漫画映画」と呼ばれた劇場用長編アニメーションがかつての魅力を失い始め、アニメーションといえば、濫造されていく「テレビアニメ」が主流となりはじめた1970年代の初め。自らが携わるアニメーションの世界で、本当に子供に見せるべき良質な作品がなくなっていくことに危機感を抱いていた3人――高畑勲・宮崎駿・小田部羊一、いずれも当時小さな子供の父親でもあった彼らが中心になって企画した作品『パンダコパンダ』。主人公ミミちゃんは、おばあちゃんの留守をひとりで守りながら、元気に暮らしている。竹やぶのあるステキなお家に住み、お料理もお洗濯も上手に出来るミミちゃん。そんなミミちゃんのもとに、ある日、パンダの子パンちゃんと、お父さんのパパンダがお客さんとしてやってくる。翌年に公開された『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』では、すっかり"家族"になったミミちゃんとパンちゃんとパパンダ。天真爛漫なミミちゃんと、それを見守るパパンダや近所の人たち。とっても能天気に見える彼らの生活には、しなやかで力強い、子ども本来の力が溢れている。『パンダコパンダ』は、観る人を飽きさせない深みのあるストーリー、人間味豊かで親近感のあるキャラクター造形など、数々の名作を発表しつづける高畑・宮崎監督の原点となった作品。今回が単品商品としては初のブルーレイディスク化となり、最新HDマスターによるDVDとして、より高画質な映像をお楽しみいただけます。
特典:
映像特典: 高畑勲・宮崎駿対談in1994、高畑勲インタビュー、"ミミちゃんからハイジへ パパンダからトトロへ―高畑勲・宮崎駿の出発点―"、「パンダコパンダ展〜宮崎駿イメージボードの力〜」、劇場予告編集、絵コンテ(本編映像とのピクチャー・イン・ピクチャー)