商品説明
中途半端な風景。中途半端な町。中途半端な俺の顔。中途半端な俺の人生。いつか、この中途半端の繰り返しから抜け出せるんだろうか? 24時間テレビ ドラマスペシャル2013『今日の日はさようなら』がDVDで登場。 ――とある地方都市に住む富士岡耕太 (大野智)には、これといった取り柄もなく、情熱を捧げているものもない、そんなどこにでもいる普通の青年。普通といっても人並みに悪さもした、遊びもした、大学は中退した・・・そんな片田舎の普通の青年。いつも見守ってくれている頼りになる父親の富士岡健二郎 (三浦友和)、手料理で家族の健康を管理する心優しい母親の富士岡康子 (岸本加世子)、家族のムードメーカーである姉の富士岡小春 (ミムラ)という、温かい家族に囲まれてただ、なんとなく生きてきた、ごく普通の青年。そんな耕太だったが、ようやくやってみようと思うことができた。それは、料理。美味しいものを作ってみんなに食べさせてあげたい。 耕太は、見習いコックとしてレストランで働き始めた。就職をして、恋人の田辺絵津子 (木村文乃)とも順調に交際を進めていた、そんな矢先の出来事だった。耕太は突然倒れ、病院に運ばれる。医師の村山 (嶋田久作)によって宣告された病名は、悪性リンパ腫。つまり、血液のガンだった。―――ガンって何だっけ? 実感のなかなかわかない耕太だったが、それを機に耕太と家族の生活は、一変した。想像を絶する治療に、耕太と絵津子、そして耕太と家族との間に、微妙な距離感が生まれていく。自分のせいで大切なものが壊れていってしまう―――。つらい入院生活の中で、耕太に訪れる出会いが、耕太と彼の周りの人々の人生を変えていく。ひとりの青年、原田信夫 (山田涼介)。幼い頃から発病し、人生のほとんどを病院で過ごし、そこで様々な死を見つめてきた、義足の青年。毎日、病院の屋上で不思議な体操を続けるひとりの男、呼吸さん (あがた森魚)。ひとりの女性、大久保由里子 (深田恭子)。カウンセラーとして病院で働くが、どこか影のある、女性。そんな出会いの中、耕太の中で何かが変わっていく。そして、耕太はつらい抗がん剤治療に耐え、ガンに勝った。しかし、再発。―――余命、三か月。健二郎は「大丈夫だ」と力強く励まし、康子は愛情込めた手料理を作り、小春は笑顔を絶やさず、家族は必死に耕太を支え続けた。命の期限を知った耕太は「ちゃんと生きて、ちゃんと死ぬ」ことを決意する。残された時間で、一体何ができるのだろうか? 耕太の、「ちゃんと死ぬための時間」が始まった――。 ※このDVDの売上の一部がチャリティーとなります。
特典:
「MAKING OF 今日の日はさようなら」(約20分)