商品説明
私はアル中である。私はヤク中である。私はホモセクシュアルである。私は天才である。"誰もが一度は会いたいと願うが、一度会えば二度とは会いたくない"男、早熟の天才作家トルーマン・カポーティ (『ティファニーで朝食を』 『冷血』) 死後36年を経て、未完の問題作『叶えられた祈り』執筆の裏側が今明かされる―― 『ティファニーで朝食を』(58)、『冷血』(66)など多くの名作を残した20世紀を代表する文豪トルーマン・カポーティ。流行作家でもあり、マスメディアの急激な発展と共にあった戦後アメリカの代表的なセレブリティでもあった。『冷血』の大成功を経て、長年出版が待ち望まれた新作『叶えられた祈り』は、ニューヨークのハイソサエティの実態を描いた最高傑作となるはずだった。しかし「エスクワィア」誌に章の一部が発表されるや否や、そのスキャンダラスな内容によって激しい論争を巻き起こす。社交界から追放され、多くの友人を失ったカポーティは、アルコールと薬物中毒に苦しみ、作品の完成を待たずしてこの世を去ることとなる。なぜ彼は、こんなにも多くの人を傷つけるような本を執筆したのだろうか?
特典:
特典映像: 劇場予告編