商品説明
人間が進んで失ってきた自然への畏敬と共生が生き残るマタギの山で熊を撃つことで己の中の"何か"を打ち破ろうとする、ふたりの若者の物語。壮麗な大自然の中<本気で生きる感覚>を解き放つ。 原作は第40回小説現代新人賞を受賞した飯嶋和一「プロミスト・ランド」。主演には若き実力派、杉田雷麟と寛一郎の強力なタッグが実現。三浦誠己、占部房子、渋川清彦、小林薫ら円熟のベテラン俳優陣が勢揃いした。監督は日本映画界の硬派な血筋を継承する飯島将史。本作の舞台となる山形県庄内地方のマタギ衆に密着したドキュメンタリー『MATAGI-マタギ-』(23)に続く本作で劇映画デビューを飾る。日本を代表する映画美術監督・原田満生がたちあげたプロジェクト〈YOIHI PROJECT〉の第2弾! ――春の東北、マタギの伝統を受け継ぐ山間の町。高校を出て親の仕事を手伝う20歳の信行 (杉田雷麟) は、この土地の閉鎖的な暮らしに嫌気が差しながらも、流されるままに日々を送っていた。そんなある日、マタギ衆の寄り合いで、熊狩りを指揮する親方の下山 (小林薫) が一同に意外な言葉を告げる。「今年はどうも申請が通らねえみたいだ」。熊が減っていることを理由に、役所から今年の熊狩りを禁止する通達が来たというのだ。違反すれば密猟とみなされ、マタギとして生きる道を閉ざされてしまう。皆が落胆しながらも決定を受け入れるなか、ただひとり、信行の兄貴分の礼二郎 (寛一郎) だけは、頑なに拒み続ける。後日、礼二郎から呼び出された信行は、ふたりだけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられ・・・。
特典:
特典映像: 本作メイキング&監督インタビュー(18分)、ドキュメンタリー映画『MATAGI-マタギ-』(2023・76分)