商品説明
名もなき誰かを演じ、名もなき自分を演じる。数多くの名作CMや教育番組『ピタゴラスイッチ』を手掛けてきた東京藝術大学名誉教授・佐藤雅彦、NHKでドラマ演出を行ってきた関友太郎、多岐にわたりメディアデザインを手掛ける平瀬謙太朗の3人からなる監督集団「5月」による初長編監督作品。"新しい手法が生む新しい映像体験"を標榜する彼らが生み出したのはこれまでにない映像体験を伴う物語。フィクションとノンフィクションの世界を行き来するスリリングな展開に、観客は次に何が起こるのか予測不能な映像迷路を彷徨いながら、ラストシーンへとたどり着く―。第70回サンセバスチャン国際映画祭「New Directors部門」正式招待作品。――宮松は端役専門のエキストラ俳優。来る日も来る日も、名もなき登場人物を生真面目に演じ、斬られ、射られ、撃たれ、画面の端に消えていく。真面目に殺され続ける宮松の生活は、派手さはないけれども慎ましく静かな日々。そんな宮松だが、実は彼には過去の記憶がなかった。なにが好きだったのか、どこで何をしていたのか、自分が何者だったのか。なにも思い出せない中、彼は毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続ける。ある日、宮松の元へある男が訪ねてくる・・・。12ページ ブックレット封入。
特典:
特典映像約10分: 90秒予告、30秒予告、監督特別版予告、特別予告「セリフは宮松と山下」ショート ver.、特別予告「セリフは宮松と山下」ロング ver.、特別予告「こんなところで宮松と山下」全20種