ﾌﾞﾙｯｸﾅｰ: 交響曲第2番/ ﾊﾟｰｳﾞｫ･ﾔﾙｳﾞｨﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄ放送交響楽団

商品説明
ﾊﾟｰｳﾞｫ･ﾔﾙｳﾞｨとﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄ放送響とのﾌﾞﾙｯｸﾅｰ･ﾁｸﾙｽ第6弾は、ﾌﾞﾙｯｸﾅｰ48歳の時に完成された交響曲第2番ﾊ短調。作曲順としては4曲目の交響曲でしたが、番号を付けたのはこれが2番目。初演に予定されていたｳｨｰﾝ･ﾌｨﾙによって演奏拒否されたため、複雑な改訂を辿った作品ですが、ﾊﾟｰｳﾞｫは通常の第2稿をもとに演奏している。交響曲第2番はﾌﾞﾙｯｸﾅｰ初期の傑作で、第2楽章ｱﾝﾀﾞﾝﾃの息の長い旋律の美しさでも知られ、さらには第4楽章に「ﾐｻ曲ﾍ短調」からの敬虔さを感じさせる引用も含まれている。初期ながらﾌﾞﾙｯｸﾅｰらしい森羅万象の鳴動を思わせる深みのある作品で、ｼﾞｭﾘｰﾆなどこの交響曲を愛奏した指揮者もいたほど。充実した作風はﾌﾞﾙｯｸﾅｰ指揮者としての試金石でもあり、ﾊﾟｰｳﾞｫが隅々まで精緻な目配りを施した解釈は、ﾌﾞﾙｯｸﾅｰ演奏史に新たなｽﾀﾝﾀﾞｰﾄを打ち立てるものといえるだろう。 ■来日記念盤 / 日本先行発売 / ﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞCD / 録音年: 2011年3月30日、31日&4月1日 / 収録場所: ﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄ、ｱﾙﾃ･ｵｰﾊﾟｰ