商品説明
ベッカ・スティーヴンス4年ぶりの最新ソロ・アルバムは、全曲ギター弾き語りによる圧倒的な表現力によるエモーショナルな作品。近年はイーラン・メーラーとのデュオ (2019)、ザ・シークレット・トリオ (2021)、アタッカ・クアルテット (2022)とコラボレーション作品が続いていたベッカ・スティーヴンスの、2020年発売『ワンダーブルーム』以来となる最新オリジナル・アルバムが遂に登場。2023年に母親の死、娘の出産という人生における二つの重大な変化がおとずれ、それらに対してアーティスティックに作品として変換させたアルバム。従来のアルバムはすべて共同体的な性格が強い作品ばかりだったが、今回はキャリア初めて自身一人で作ったアルバムで、それを成立させてしまう並外れた才能がアルバム全体に溢れている。本作は"自分の物語を語るためのトルバドール的アプローチ"とのことで、ミニマリズムとエモーションが同時進行していくようなサウンド。定評あるギター・ワークは彼女のルーツであるアパラチアン・フォークの影響が強いもので、メロディ等にはアイリッシュ・トラッド/ジャズ等のテイストも加わった演奏揃い、そして過去最高ともいえる表現力豊かで迸るようなヴォーカル、これだけで一つの世界をアルバムに屹立させていることに驚かされる。歌っている内容は、母親の死から感じた喪失や思い出、母性の愛おしいまでの混乱、タイトルにある"カエデが紙に変わる"ことをモチーフにした物事の変容、さらにストリーミングの世界におけるアーティストとしての葛藤、インフルエンサー・カルチャーの不条理さ等で日本盤CDは歌詞対訳付。M13のみ1979年公開映画『マペットの夢みるハリウッド』劇中歌 (ポール・ウィリアムズ/ケニー・アスチャー作)で、カーペンターズ他多くのアーティストのカヴァーによって知られている。来日記念盤。
ボーナス・トラック:
日本盤のみボーナス・トラック1曲収録