商品説明
親愛なる、傷だらけのひとたちへ。血のつながらない家族、血のつながった他人―つまずき、傷つきながらも幸せを紡いでいく大人たちの、アンサンブルムービー。 第41回モントリオール世界映画祭 審査員特別大賞受賞作品。原作は数々のベストセラーを手がけている直木賞作家・重松清が1996年に発表した同名傑作小説。脚本は『ヴァイブレータ』『共喰い』などの荒井晴彦。『しあわせのパン』『繕い裁つ人』などで幸せの瞬間を繊細に、丁寧に紡いだ映画で多くの観客の心に感動を届けてきた三島有紀子の手により映画化。 浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶなど、日本を代表する役者陣が見事にぶつかり合い、観る者さえも家族の一員であるかのようなリアリティーで物語に引き込んでいく。 ――バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン、田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言―「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会わせる決心をするが・・・。 24ページブックレット封入。アウターケース付属。
特典:
映像特典: インタビュー集、完成披露試写会舞台挨拶、予告編集