ｽﾄﾗｳﾞｨﾝｽｷｰ: 作品集/ ｸﾗｼｯｸｵﾑﾆﾊﾞｽ

商品説明
2011/12年のｼｰｽﾞﾝ以来、ｻﾞｸﾞﾚﾌﾞ･ﾌｨﾙﾊｰﾓﾆｰ管弦楽団の音楽監督を務めているｷﾀｴﾝｺ。ﾛｼｱのﾚﾊﾟｰﾄﾘｰを自家薬籠中の物としているｷﾀｴﾝｺらしく、ｻﾞｸﾞﾚﾌﾞ･ﾌｨﾙとの最初の録音もｽﾄﾗｳﾞｨﾝｽｷｰが最初に書いた「交響曲第1番」で決めてきた。この曲はｽﾄﾗｳﾞｨﾝｽｷｰがﾘﾑｽｷｰ=ｺﾙｻｺﾌの下で修業時代を過ごしていた時期 (1905年頃)に書かれた曲で、ﾁｬｲｺﾌｽｷｰやｸﾞﾗｽﾞﾉﾌの影響が強く感じられる壮大で美しい曲想を持っている。若書きの作品とは言え、ｵｰｹｽﾄﾗの性能と響きがﾌﾙに生かされており、ｷﾀｴﾝｺは冒頭の金管の咆哮を含め、抒情的な第3楽章、賑やかな終楽章など曲全体をたっぷりと鳴らしている。余白に収録された2つの「小管弦楽のための組曲」は、もともとﾋﾟｱﾉ連弾曲をｵｰｹｽﾄﾗ用に編曲したもの。どちらも様々な舞曲が取り混ぜられており、ｷﾀｴﾝｺは各々の曲の性格を強調し、短いながらも聴き応えたっぷりに仕上げている。