■命の砦 (小学館文庫)
■夏川草介/著
商品説明
敷島寛治は長野県信濃山病院に勤務する四十二歳の消化器内科医である。令和二年二月、院長の南郷は横浜港に停泊するクルーズ船内のコロナ患者を受け入れることを決めた。呼吸器内科医も感染症専門医もいない地域病院の決断は、そこで働く人々と家族に大きな試練を与えることになる。敷島がコロナ診療チームに加わって二月後の四月上旬、保健所は信濃山病院の感染症病床を六床から十六床に増床するよう要請する。コロナ診療のすべてを小さな信濃山病院に背負わせようとする地元の体制に院内は紛糾するが...。大反響を呼んだ『臨床の砦』続編。現役医師が自らの経験をもとに綴る勇気と希望の物語。
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