■田名網敬一記憶の冒険
■田名網敬一/著 国立新美術館/編
商品説明
イメージの暴走60年! 圧巻の図版600点超! 奇想の王・田名網敬一88歳、脳内活動のすべて。田名網敬一は、1975年に日本版月刊『PLAYBOY』の初代アートディレクターに就任、斬新なグラフィックデザインで注目を集めます。そして「印刷物は複製ではなく無数のオリジナル作品である」という独自のコンセプトのもとに、絵画、シルクスクリーン、コラージュ、アニメーション、実験映像、オブジェ、インスタレーションなど、多彩な表現を展開。2000年以降もファッションブランドやミュージシャンとのコラボレーション、コロナ禍でのピカソの模写700点、故・赤塚不二夫作品との饗宴など、表現への情熱はとどまることがありませんでした。本書は、世界的評価が高まる田名網敬一の60年におよぶ創作の軌跡を、初期から最新作までの図版約600点を軸に、豊富な貴重資料と多角的論考によるアプローチで総括する決定版作品集です。 ◆田名網自身が制作に関与:自らがデザイナーを選び、レイアウトはじめカバーを確認し、色校正を繰り返しました。その過程の折々には印刷技術を知り尽くしたプロフェッショナルの姿がありました。 ◆「記憶」が作品へと昇華する道筋:巻頭エッセイ「俗と聖の境界にある橋」では、子ども時代の記憶が最新作《百橋図》へ昇華していく軌跡を語ります。 ◆田名網の制作方法:田名網の制作は、自らが描いたドローイングをコピーで縮小するなどして構図を決め、そこにDICの色チップや網点指定を付けた指定紙の制作からはじまり、その指定紙に沿ってアシスタントがパソコンによって仕上げます。綿密な指示が書き込まれた指定紙はじめ、70年代のアニメーション、実験映像の手描き絵コンテも収録。 ◆5本の論考で多角的にアプローチ:ジャンルを越境する田名網の創作活動について、幼少期の戦時下から高度成長期、そして今日まで、時代背景とともに検証。 (1)ポップのゼロ地点─田名網敬一の芸術における戦争と性:池上裕子 [美術史家、大阪大学大学院人文学研究科 教授] (2)田名網敬一─1960年代の紙作品におけるポップ:サラ・スズキ [ニューヨーク近代美術館 アソシエイト・ディレクター] (3)イメージ・ディレクターとしての田名網敬一─1950年代から60年代におけるデザイン:と美術の状況を背景に小野寺奈津 [国立新美術館 特定研究員] (4)田名網敬一─実験的アニメーション作家、構造映画作家:ジュリアン・ロス [ライデン大学 助教] (5)田名網敬一にとっての戦後、そして21世紀:山下裕二 [美術史家、明治学院大学文学部芸術学科 教授] ◆田名網を深く知るための資料満載:2万字におよぶ〈ロングインタビュー〉、現実と夢を行き来しているかのようなエピソード満載の〈キーワード集〉、思索の秘密に迫る〈スタジオに堆積する資料の調査録〉、ほか〈略年譜〉〈主要展覧会歴〉〈パブリック・コレクション〉〈主要文献〉付。 【展覧会情報】 田名網敬一 記憶の冒険 会場:国立新美術館/会期:2024年8月7日(水)〜11月11日(月)
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