■市民社会論の再生 ポスト戦後日本の労働・教育研究
■稲葉振一郎/著
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「市民社会派」と廣松渉の哲学を踏まえつつ、日本近代の労働者に実証史家としてへばりつこうとした東條由紀彦、「学力低下論争」にはるか先駆け、教育社会学におけるポストモダンの栄光と悲惨を一身に体現した森重雄、職業教育研究という「辺境」に隠れていた、実務家の皮をかぶった預言者佐々木輝雄―戦後社会科学の死に水をとろうとするかのごとき異貌の三人を振り返りつつ、停滞する日本経済の分析も加えて、新しい市民社会論と未来の社会科学を展望する野心作。
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