■指輪 (ハルキ文庫)
■森瑤子/著
商品説明
ほんの遊び心から婚約した渉と今日子。二人の指には、お揃いの銀の指輪がはめられている。今日子はいつしか渉との結婚を切望するようになっていった。しかし約束の日、渉からの電話はなかなか鳴らず...(「指輪」)。銀狐のコートに大きなサングラスをかけた女が、ファースト・クラス・ラウンジのソファーに腰をかけていた。その彼女に男が声をかけたが...(「一等待合室」)。女と男の欲望と、嘘と裏切り。情愛の行きつく果てとは―あまりに繊細でスリリングな珠玉の短編集、装いも新たに復活。
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