■被災物
■姜信子/ほか著
商品説明
気仙沼のリアス・アーク美術館には、東日本大震災の「被災物」が展示されている。津波に家を流された学芸員は、暮らしを共にしたモノが瓦礫と呼ばれ、ゴミとして処分されることに抗して、破壊されたモノを拾い集め、「被災物」という新しい概念で、その価値を世に問いつづけてきた。2019年、この展示に出会った姜信子は、大阪で「被災物“モノ語り”ワークショップ」を始める。本書は、その呼びかけに応じ、「被災物」に応答を試みた表現者たちの記録である。
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