線の冒険ﾃﾞｻﾞｲﾝの事件簿 (ちくま文庫)/ 松田行正/著

商品説明
線とは点が動くことによってできた、運動の軌跡。点が動けば元の点があった場所は消滅する。点の足取りを記すことができるのは線だけ。そこに多くのﾄﾞﾗﾏが生まれる。ｼﾞｸﾞｻﾞｸﾞ線が絡むﾕﾀﾞﾔ博物館とﾋﾞｰﾄﾙｽﾞの『ｱﾋﾞｲ･ﾛｰﾄﾞ』の話。見えない恐怖の視線として窓から侵入するﾍﾟｽﾄや放射能の話。旋回する線、立体化する線、饒舌な線...。線をめぐる寄り道だらけの一冊。