■日本が壊れる前に 「貧困」の現場から見えるネオリベの構造
■中村淳彦/著 藤井達夫/著
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学費のため風俗に走る女子大生、貧困地域で蔓延する主婦の売春、低賃金で部品のように働かされる介護現場。「貧困」は社会のいちばん弱い部分を直撃する。バブル崩壊から日本社会は転げ落ちはじめた。終身雇用、労働組合のあり方、すべてが時代遅れとされ、ネオリベ(新自由主義)と自己責任論が社会を席巻した。そこで犠牲になったのは、主に女性たちと若者。そして、いま中年男性が狙われている。国が決めたマクロな政策はときに末端の人々を壮絶な現実に陥れる。あらゆる場所の民営化、効率化、非正規雇用化は、必然なのか?社会も個人もネオリベ化は避けられないのだろうか?衰退途上国・日本の現状を徹底討論したノンフィクションライターと政治学者による平成30年史。そして未来は?
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