■血涙十番勝負 (P+D)
■山口瞳/著
商品説明
文壇きっての愛棋家であった山口瞳が、斯界の巨星・大山康晴から中原誠、米長邦雄ら第一線棋士との真剣対局“十番勝負”に挑んだ1972年のユニークな自戦記。軽妙洒脱な文章で綴られながらも、将棋の世に観る棋士の魅力と、男の哀歓を描いて将棋を知らずとも読み応え充分。「血涙」は大げさではなく、総ては勝つためと、ステーキは食うは、マッサージ師を呼ぶは、酒は飲むは、挙げ句胃腸薬を飲んで下痢止めを飲んで身体は七転八倒―のまさに涙ぐましいほどの“真剣勝負”であった。担当編集・宮田昭宏氏のあとがきも収録。
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