■柳田国男「歌のわかれ」と島崎藤村 歪められた人間像の回復
■南八枝子/著
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民俗学者柳田国男が大学入学前後に、錚々たる仲間と詠んで評判のよかった新体詩を、四年たらずでやめたのは何故か?本書は、「恋の挫折の罪責感」が理由だと言う説に驚いた孫が、詳細に検証して、その間違いを明らかにしたものである。そこには島崎藤村が『若菜集』に見せた詩才に驚いた松岡国男がいた。
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