■哲学と神学のハルモニア エックハルト神学が目指したもの
■山崎達也/著
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エックハルトの第一命題「存在は神である」を基盤に、著者はラテン語著作とドイツ語説教を駆使して、エックハルト思想を“神学”として捉え、アナロギア論も含めて思想全体の体系化に挑んだ。エックハルト知性論の史的分析、彼のtranscendentiaの構造の解明、人間が神に接近する救済論的問題へのアナロギア論の有効性、多くの議論を呼んだ命題「神は知性認識なり」の真意、最高の恩寵としての受肉と人間本性、生むものと生まれるものとの差異性と同一性、スペキエス論と認識論、最後に「神の根底は私の根底、私の根底は神の根底」を「何故なしの生」として明らかにする。
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