商品説明
どこいきゃいいんだよ 絶望の淵で彷徨う ふたつの魂―。かなる衝突が生んだ、切望の物語。タイトルの『J005311』は、光ることなく浮遊していた二つの星が、奇跡とも呼ばれる確率で衝突し、再び輝き出した星をもとに名づけられた。神崎演じる新人俳優・野村一瑛と、今回初監督に挑みながら山本を演じた河野宏紀の限られたセリフと声にならない掛け合いがスクリーンいっぱいに共鳴する。生きづらさを抱えた己を投影し作り上げた本作は、居場所を見つけられず彷徨い、世間に取り残された孤独感を痛々しく描き切り、第44回ぴあフィルムフェスティバルで満場一致のグランプリを受賞した。その後、開催された東京国際映画祭でも上映され、大きな話題を呼んだ作品である。 ――神崎 (野村一瑛)は何か思い詰めた表情で、街へ出かける。タクシーが捕まらず、背中を丸め道端に座り込んでいると車道越しにひったくり現場を目撃。一心不乱に走り出した神崎は、ひったくりをしていた山本 (河野宏紀)に声をかけ、100万円を渡す代わりにある場所へ送ってほしいと依頼する。山本は不信に思いつつも渋々承諾し、二人の奇妙なドライブが始まった。気まずく重い空気が漂う中、孤独な二人が過ごす歪な時間。この旅路の行きつく先は―。
特典:
映像特典: 劇場予告編