商品説明
ゴヤとピカソとダリを産んだ芸術の国スペインに突如出現、<世界中の巨匠たちでさえひれ伏してしまう大教祖誕生!>と騒がれた超鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシアの記念すべきデビュー作。のちの『ビースト獣の日』 (95)でスペイン版アカデミー賞といわれるゴヤ賞を受賞、『気狂いピエロの決闘』 (2010)はクエンティン・タランティーノに絶賛され、第67回ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞、異端の者たちの闘いと血と愛を描き続けるアレックス・デ・ラ・イグレシアのおそるべき才能にデビュー前から評判通りひれ伏したスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが製作。『ハイルミュタンテ!/電撃XX作戦』『未来世紀ミュータント』といった邦題での日本公開から30年、2024年にあらたに『アクション・ミュタンテ 4K』とタイトルを更新し、初の4Kリマスターで言葉を失う<宇宙芸術>がスクリーンに爆裂再登場したばかり。そのマスターで遂に初ディスク化を果たすという宇宙衝撃波が日本列島を襲う。『未来世紀ブラジル』的カルトSF映画の魅力や『時計じかけのオレンジ』もびっくりのバイオレンス描写に『スパイ大作戦』のオマージュ (!?)まで、あらゆるジャンルとブラックユーモアと血をミキサーにかけ、惑星もろともぶっ飛ばす勢いで疾風怒濤、奈落の底まで突き進む、アナーキーSF超怪作を彩るのは次から次に現れる見るも無残な強烈個性のキャラクターたち、キッチュでポップな衣装、広大な砂漠の惑星、猥雑なバーのロケーション。そして強烈なバイオレンス描写と、モラルに揺さぶりをかけるユーモア全開ながら、根底に流れるのは既存の<美しさ>と体制、権力にとことん牙をむき、あざ笑う反逆精神。狂っているのは社会か、ミュタンテか、我々か? <イイ感じ>にコーティングされた世界をぶっ飛ばした先に奇妙な感動が待ち受ける世紀の怪作。 ――美しい者だけが権力を握る近未来。胸に五キロの爆弾を抱えたケミスト、結合双生児の兄弟アレックスとアラン、怪力のM・Aらその容貌ゆえ迫害されてきたテロリスト集団<アクション・ミュタンテ>は「美しいものは悪だ」の合言葉のもと誘拐、略奪、殺人を繰り返していた。ある日監獄から出所したボスのラモンを迎えて、パン製造業の大富豪オルホの娘パトリシアの結婚パーティに潜入。ミュタンテたちは客たちを次々と殺害、彼女を拉致した。しかし、身代金の引換え場所である惑星へ向かっている途中、金のことでミュタンテたちはお互いを疑いはじめ、あげくの果てには殺し合いとなってしまうが、惑星もろともぶっ飛ばす勢いで突き進む。
特典:
映像特典: 予告編