FM802 OTOSHOP
ずぶぬれて犬ころ
邦画
商品説明
岡山に生まれ25歳という若さでこの世をを去った俳人・住宅顕信(すみたく けんしん)。彼の生きざまと、彼の句に出逢ったいじめに苦しむ中学生の人生が時を越えて交差していく。自由律俳句が再び注目を集める中、物語の舞台である岡山から全国の劇場へと口コミで話題が広がった感動作。初めて執筆した小説「隣人X」で、今年"第14回 小説現代長編新人賞"を受賞した(「パリュスあや子」名義)山口文子が脚本を担当。――2017年、小堀明彦は中学校でいじめにあっていた。教頭の諸岡は、掃除用具に閉じ込められていた明彦を見つける。教室に落ちていた張り紙「予定は決定ではなく未定である」を書いたのは、住宅春美という、かつて諸岡が関わった生徒だったことを語り始める。1980年前後、住宅春美が働いていた食堂で彼女を紹介されたこと、商店街で再会したこと、春美が得度し「顕信」という法名になり「無量寿庵」という仏間を作ったこと。そして25歳の若さで亡くなったこと。小堀は、諸岡から借りた住宅顕信の句集「未完成」を読み始め、その俳句と住宅顕信の生涯に徐々にのめり込んでいく。1984年、22歳の住宅顕信は急性骨髄性白血病を発症。家族の献身的な介護に支えられながら、句作に没頭していく。しかし病状が悪化し句集「未完成」の原稿を握り締めながら1987年、25歳の若さで亡くなるのだった。小堀は住宅の句と生き方に感銘を受け少しずつ変わっていく・・・。住宅顕信 全俳句収録ブックレット封入。
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