商品説明
永遠に変わらぬ父娘の情愛。芸術院文学賞に輝く名作を得て吉永小百合が精魂こめて贈る文芸大作! 原作は昭和23年に毎日新聞に掲載され、新聞小説としては突出した成功を収めた大佛次郎の作品。石坂文学をはじめ、川端文学、太宰文学と大女優の道をめざして芸域を拡げてきた吉永小百合が50本目の出演作として挑んだ作品が『帰郷』である。突如、10年ぶりに帰国した実の父をめぐって、揺れ動く微妙な乙女心をしみじみとした父娘の情愛の中に描いている。孤独に耐えて生きる実の父親に森雅之、母親役には高峰三枝子と名優に囲まれながらも喰いついていく女優魂を堪能できる。監督は、「伊豆の踊子」の名匠・西河克己が物質文明への批判を基盤に、野心的なタッチで取り組んでいる。吉永小百合のスクリーンデビュー65周年を記念し、永遠の名作を待望のDVD化! ――雑誌社に勤める守屋伴子 (吉永小百合)には外交官の父がいたが、キューバで死んだことになっていた。ある日、伴子は原稿を依頼するために女画商で有名な高野佐衛子 (渡辺美佐子)の画廊を訪ねると佐衛子は伴子の実父・恭吾 (森雅之)に会ったことがあると告げるのだった。左衛子と恭吾はキューバに知り合い、革命に協力した恭吾を裏切って、政府軍に密告したのだった。そのことは、左衛子の心の中に、深い傷痕となって残っていた。そして恭吾が日本に帰っている事を知らされた伴子は、母の苦労を思って母と、実父への慕情の間で思い悩む・・・。 ピクチャーディスク仕様。
特典:
映像特典 (予定): オリジナル劇場予告篇、フォトギャラリー