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時には昔の話を 森山周一郎 声優と呼ばれた俳優
邦画
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年の差46歳の友情が生み出したドキュメンタリー作品! 声優時代の黎明期を築き上げ声優と呼ばれた俳優 森山周一郎の軌跡。声優・森山周一郎と映画監督・小原正至が手掛けた初作品『THE ANCESTOR』は、米国アカデミー賞公認のショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2018にてアニメ作品初のジャパン部門優秀賞と東京都知事賞を受賞。二作目『アイアンプレッジ』は国内外の映画祭で多くの上映を果たした。そして三作目となる本作は、森山の経験した戦後の芸能界や生収録のアテレコの現場、競争率が高く厳しい世界を生き抜いた仕事術など、未来の俳優・声優達への想いを託す作品を目指す事になった。しかし2021年2月8日に森山は永眠。小原は監督として、友として、森山の想いを絶やす事なく作品を作り上げた。本作には、森山の劇団東芸時代の後輩である人気声優・野沢雅子や、先輩である大塚周夫の息子の大塚明夫のほか、森山の初監督作品『幻想のParis』(1992年)に出演した俳優の中尾彬と主題歌を担当したLiLiCo、スタジオジブリ作品『風の谷のナウシカ』(1984年)の主演を務めた声優・島本須美、同スタジオ作品『紅の豚』マダム・ジーナ役にて森山と共演した加藤登紀子など、日本の芸能界が誇る屈指のレジェンド達が出演し、森山と彼らが生きた時代を語っていく。 ――戦後の芸能界、緊張が続く生アテレコの収録現場、仲間、家族・・・レジェンド声優の故・森山周一郎が遺した大切な想い。戦後、まだテレビが生放送だった頃、ドラマも生放送で行われ、録音技術や機器が発達していない為に吹き替えも生収録だった。そうした中、現場ではNGを出さない舞台俳優が多く起用され、森山周一郎もその一人だった。独特の低音ボイスを活かし、フランス映画俳優のジャン・ギャバン、ハリウッド映画俳優のチャールズ・ブロンソン、テリー・サバラスを始め、世界的名優達の吹き替えをアテレコ黎明期から担当。宮崎駿監督の不朽の名作『紅の豚』ほか数々のアニメ―ション作品にも出演し、声優文化に大きく貢献した。本作はそんな彼の俳優・声優としての人生と、後進への想いを後世に伝えていくドキュメンタリー。
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