商品説明
[大映70周年記念キャンペーン 名作シリーズ] 部落差別が生んだ日本の悲劇を描いた島崎藤村の同名小説を、名匠・市川崑が映画化。「炎上」「ぼんち」に続く市川雷蔵×市川崑コンビ作。陰影の深い美しいカメラワークを宮川一夫、風格ある音楽を芥川也寸志が担当。長門裕之、三國連太郎、中村鴈治郎、杉村春子、岸田今日子ら豪華共演陣に加え、原作者と役名から芸名をつけた藤村志保が初々しいデビューを本作で飾った。――信州飯山の小学校教員・瀬川丑松は、死の際にある父の言いつけに従い、被差別部落出身の素性を誰にも明かさないと誓う。敬愛する部落民開放運動家・猪子蓮太郎から「君も一生卑怯者で通す気か」と問いつめられても、丑松は父親の戒めを守り通すが、丑松が部落民であるという噂がどこからか流れてくる。そんなある日、猪子が志半ばで凶刃に倒れてしまう。ついに決意を固めた丑松は、すべてを校長に告げ、職を追われていく。その背中を、心通わせた同僚教師の娘・志保と教え子たちが見送るのだった・・・。
特典:
劇場予告編、フォトギャラリー、スタッフ・キャスト解説