商品説明
[大映70周年記念キャンペーン 名作シリーズ] 実際の国宝放火事件に材を取った三島由紀夫の読売文学賞受賞の小説「金閣寺」を映画化。市川雷蔵、初の現代劇出演作は、名匠・市川崑監督、撮影・宮川一夫との最強コンビで挑んだ意欲作。宝に火を放つ吃音の青年という難役をみごとに演じ抜き、キネマ旬報ベストテン、ブルーリボン賞で主演男優賞に輝くなど、絶賛を浴びた。金粉をまぶした驟閣寺炎上の鮮やかな炎の撮影など、モノクロ映像美の極致というべき宮川一夫の撮影はじめ、西岡善信の美術、黛敏郎の音楽など豪華スタッフが結集。仲代達矢、中村鴈治郎、中村玉緒、新珠三千代ら共演陣も火花散らす名演を見せる。――昭和19年春、溝口吾一は田山道詮老師が住職を務める京都の驟閣寺に、徒弟(とてい)として住み込むようになった。吾一にとって驟閣はこの世で最も美しいものであり、信仰に近いまでの憧憬の念を抱いていた。だが戦後、観光地と化した寺の経済は潤い、老師の生活も一変する。吾一の違和感は絶望へと変わり、やがて破局を迎える・・・。
特典:
フォトギャラリー、スタッフ・キャスト解説