商品説明
『箱男』――それは人間が望む最終形態。ヒーローか、アンチヒーローか。"あの"悲劇から27年―ついに今、我々は執念と奇跡を目撃する。世界的作家・安部公房が仕掛けた罠に石井岳龍が挑む! 総発行部数74万部突破! 二十数か国に翻訳され熱狂的な読者を世界中に持つ作家・安部公房が1973年に発表した代表作が原作。1997年に一度製作が正式に決定したが、クランクイン前日に撮影が突如頓挫、幻の企画に。しかし27年後の奇しくも安部公房生誕100年にあたる2024年、主演に27年前と同じ永瀬正敏、共演に同じく出演予定だった佐藤浩市、更に『SHOGUN』などで世界的に活躍する浅野忠信、数百人のオーディションで抜擢された白本彩奈も加わるという形で映画が完成された。監督は「狂い咲きサンダーロード」で衝撃的なデビューを飾って以来、常にジャパン・インディ・シネマの最前線を駆け抜けてきた鬼才・石井岳龍 (当時は石井聰亙)。第74回ベルリン国際映画祭の「Berlinale Special (ベルリナーレ・スペシャル)」部門で正式上映。――完全な孤立、完全な孤独を得て、社会の螺旋から外れた「本物」の存在。ダンボールを頭からすっぽりと被り、街中に存在し、一方的に世界を覗き見る『箱男』。カメラマンである"わたし" (永瀬正敏)は、偶然目にした箱男に心を奪われ、自らもダンボールをかぶり、遂に箱男としての一歩を踏み出すことに。しかし、本物の『箱男』になる道は険しく、数々の試練と危険が襲いかかる。存在を乗っ取ろうとするニセ箱男 (浅野忠信)、完全犯罪に利用しようと企む軍医 (佐藤浩市)、"わたし"を誘惑する謎の女・葉子 (白本彩奈)・・・。果たして"わたし"は本物の『箱男』になれるのか。そして、犯罪を目論むニセモノたちとの戦いの行方はー!? SPECIAL BOOKLET〜The Box Man 1997-2024、ポストカードセット(5枚/林田裕至による美術デザイン画)封入。
特典:
映像特典: 本予告、30秒予告