■細川俊夫: 管弦楽作品集 第3集
■クラシックオムニバス
商品説明
2011年に起きた東日本大震災は、作曲家、細川俊夫の心にも大きな影響を与えた。"人間と自然との一体化、美しい交感を音楽で表現する"ことを心掛ける細川は、この悲劇を知って何曲かの音楽を作曲し、改めて"自然の凶暴さ、恐ろしさ"を伝えている。大太鼓の律動の上に折り重なるメロディが静かな悲しみの歌へと成長する「冥想」は音楽による追悼。シャーマンの祈りを2人のソプラノが歌い紡ぐ「嵐のあとに」。ザルツブルク生まれの詩人ゲオルク・トラークルの詩を用いた「嘆き」は暗い海を越えて響く嘆きの声。 (2013年、ザルツブルク音楽祭から委嘱されたこの作品は、2015年に藤村実穂子のために改訂され、このアルバムでも彼女がソリストを務めている。)人と自然の関わりを尺八とオーケストラのアンサンブルで描き出した「秋風」。この4つの作品は、全ての聴き手の心に深い感銘を与えるとともに、鋭い問いを投げかけている。 [演奏] 指揮: 準メルクル、管弦楽: バスク国立管弦楽団、演奏者: スザンヌ・エルマーク、イルゼ・エーレンス、藤村実穂子、田嶋直士
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