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商品説明
言葉のない場所に言葉を、生命のない場所に生命を感じとる-。アメリカ先住民やチカーノ、そして沖縄の民らの表現を媒介に、重層化する彼らの"アイデンティティ"を問い、他者へと開かれてゆく、清冽な文学論。
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収録内容
1 | 序章 私(たち)はどこにいる-「場所」と「居場所」と「故郷」をめぐる一考察 |
2 | 第1章 故郷という居場所-サイモン・オティーズの詩が築くもの |
3 | 第2章 沈黙に寄り添う言葉-アメリカ先住民と山尾三省のアニミズム |
4 | 第3章 ラ・ヨローナとリオ・グランデ-失われた故郷を想像/創造するために |
5 | 第4章 新しい場所に根ざす-小圃千浦とデイビッド・マス・マスモトの故郷と再定住 |
6 | 第5章 境域てしての場所と身体-クイアエコフェミニズムとシェリー・モラガの演劇 |
7 | 第6章 淵を居場所とする者たちへ-崎山多美のクジャ連作小説における記憶と交感 |