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商品説明
天下取りの野望を胸に秘め、将軍を女色で籠絡するなど、小説やドラマで典型的な悪役に描かれる柳沢吉保。しかし、史料を丹念に読み込むと、見えてくるのは意外な実像だった。将軍という最高権力者の周囲に絶えず渦巻く、追従、羨望、嫉妬、憎悪…。将軍の最も側近くで仕えた吉保にとっては、悪名は宿命だったのか。将軍とその側近の実像に迫りながら、「武」から「文」への転換期の政治と権力の姿を鮮やかに描き出す。
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収録内容
1 | プロローグ-なぜ「柳沢吉保」なのか? |
2 | 第1章 柳沢吉保は側用人ではなかった? |
3 | 第2章 悪の権化像はいかに作られたのか? |
4 | 第3章 「莫大な権勢」の真実 |
5 | 第4章 吉保の宿命 |
6 | エピローグ-柳沢吉保と「忠臣蔵」 |