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商品説明
ありふれた日常のしきたりには凄惨なルーツが秘められている。羽根つき、ひな祭り、子守唄、登山、お辞儀と握手、結納…知られざる日本の裏歴史99編。日本人は人と会えば、頭を下げてお辞儀をする。家に上がるときには靴を玄関に向け、敷居を踏むことなく部屋に入る。電話がかかってくれば「もしもし」と応対する。普段は考えもしない自然な仕草や、生活習慣には、ひとつひとつ意味がある。日本人が連綿と受け継いできた文化が、そこには込められている。本書では、日本人の持つしきたりに隠された、忌まわしい、あるいは死の臭いに満ちたエピソードを集めた。本当は怖い由来のある風習が、日本にはなんと多いことかと驚かされる。そのバックボーンとなっているのは先祖の「死霊」や、土地の「神」を実在するものと捉え、崇める考えだ。我々が大事にしているしきたりや風習には、陰の歴史が刻まれている。ふとした瞬間に、異世界が見えてくるかもしれない。