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商品説明
幕末から明治へと移り変わる動乱期、明治二年三月に盛岡藩鍬ヶ崎村で発生した宮古湾海戦。時代の転換点となる戦いの中で、旧幕府軍の男・和磨に思いを寄せた女・千代菊の波乱の物語。新政府軍優勢で推移する戊辰戦争の末期、旧幕府軍に忠誠を誓う七戸和磨は、宮古の地で、新政府軍の軍艦に対してアボルダージュ(移乗攻撃)の決行を目論む。それは死を意味する捨て身の作戦であった。激動の時代に翻弄される和磨。男の強行を思いとどまらせたい千代菊。二人の生き様を鮮烈に描く。宮古の地の歴史を見つけ続けた著者が描ききった渾身の歴史大河ドラマ。