著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
多くの假面を纏い、読者の前で華麗に舞い、駆け抜けた三島由紀夫。その若き日には、一人の女性との知られざる恋愛の季節があった。『金閣寺』執筆前後の作家の全盛期を共に生き、しかし思い出を固く封印した女性が、半世紀を経て初めて恋の顛末を著者だけに語った。従来の三島像を一新する歴史的証言を文庫化。
関連記事
収録内容
1 | 1章 「運命愛」の發端―歌舞伎座樂屋・昭和二十九年七月 |
2 | 2章 女たちの時刻、午後の匂い―『沈める瀧』の頃 |
3 | 3章 贅澤な彼女―梨園と花街とに室咲きの |
4 | 4章 喰わずぎらいの矯し方―『女神』の頃 |
5 | 5章 東京の恋人たち―『幸福号出帆』の頃 |
6 | 6章 書けて、書けて、仕方がないんだ―『永すぎた春』、『美徳のよろめき』、そして『金閣寺』の頃 |
7 | 7章 水槽の熱帯魚―『施餓鬼舟』、『橋づくし』、『女方』、『鹿鳴館』の頃 |
8 | 8章 浅くはひとを思ふものかは―『魔法瓶』に反射するもの |
9 | 9章 おそらく最後の証言者―『鏡子の家』の女主人 |
カスタマーレビュー
レビューはありません。