著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
静かに言葉は降り積もる。いまはもういない、あの人たちへの思いとともに―。親しくその謦咳に接した吉本隆明、鶴見俊輔だけでなく、太宰治や坂口安吾、井伏鱒二、江藤淳、三島由紀夫など、その実像と思想の核心にふれ、切実なる生と死を彫琢する。在りし日の姿、その息遣いまでもが、聴こえてくる。
関連記事
収録内容
1 | 0 死が死として集まる。そういう場所 |
2 | 1 吉本さんと鶴見さん(吉本隆明(此岸に立ち続けた思想―吉本さん追悼 |
3 | 「誤り」と「遅れ」―吉本隆明さんの死 ほか) |
4 | 鶴見俊輔(「空気投げ」のような教え―鶴見俊輔さんを悼む |
5 | 鶴見さんのいない日 ほか)) |
6 | 2 太宰、井伏、坂口(太宰治、底板にふれる―『太宰と井伏』再説 |
7 | 老熟から遠く―井伏鱒二『神屋宗湛の残した日記』 ほか) |
8 | 3 いまはいない人たち(多田道太郎さんの仕事 |
9 | ひとりぼっちのアメリカ―江藤淳『アメリカと私』 ほか) |
10 | 4 言葉の降る日(死に臨んで彼が考えたこと―三年後のソクラテス考 |
11 | 私の秘密―「10・8山崎博昭プロジェクト」に ほか) |