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商品説明
ハンセン病患者に寄り添いつづけた、カトリック司祭・キリスト教思想史家の実践と思想を丹念に追う労作。
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収録内容
1 | 第1部 岩下壮一の生涯と思想形成(「自分の務めを完全に全うしさえすれば、それでいい」―出生から欧州での司祭叙階まで |
2 | 「哲学することが何の役に立とう」―欧州からの帰朝以後、救癩活動の中頃まで |
3 | 「呻吟こそがもっとも深い哲学を要求するさけび」―救癩活動の中頃から晩年にかけて) |
4 | 第2部 岩下壮一の救癩思想(岩下壮一の救癩思想を検討するうえでの視座と前提 |
5 | 戦前におけるわが国の癩対策の変遷とカトリック救癩事業の意義 |
6 | 岩下壮一による事業改革の実際と思想 |
7 | 岩下壮一における権威性と民衆性 |
8 | 岩下壮一の実践思想―指導性とその限界 |
9 | 岩下壮一における患者観の形成 |
10 | 岩下研究と救癩史研究の思想史的「総合」―救癩思想史試論) |