「リメイクではなくリニューアル―作り直しではなく、現在の技術ではこうなります―」
「新世紀エヴァンゲリオン」がスタートしてから、2003年で10周年を迎える。未だ衰えを知らないエヴァ人気。アニメのヒロインとして確固たる地位を築いている綾波レイを初め、「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ」と流行語のようになった碇シンジのセリフ、賛否両論を巻き起こしたＴＶの衝撃的なエンディングからファンにより熱望された2度の劇場版など社会現象にまでなったことは記憶に新しい。アニメーションの歴史の中でも重要な、ある意味ターニングポイント的な作品として位置づけられている。しかし、これほどの影響を及ぼしながらも続編が作られず沈黙を続けてきた。
そして今回のエヴァのリニューアルプロジェクトだ。期待も膨らもうと言うもの。
最新のデジタル技術を使い、10ヶ月にも及ぶリマスター作業による画質の飛躍的向上、音声も5.1chのサラウンドへ。
自らDVDリニューアル作業の指揮をとる庵野監督曰く。

「クリアな画面は自分にとっても新鮮。音に関してガヤの部分などを追加して音に重みや空間を出し、全体的に情報量が多くなりイメージも豊かになっている」

新たにテレシネ（フィルムをビデオに変換する作業）からやりなおし、細部まで詳細でクリアな画質に生まれ変わった。
その生まれ変わった映像と音を、体験版「新世紀エヴァンゲリオン 01 TEST-TYPE」でチェック！