柴田ヨクサル原作「エアマスター」を、 原作の勢いと個性を殺さずにアニメ的な絵柄に仕上げ、迫力あるアクションシーンとスピード感、そして「エアマスター」の 名通りの”空中の支配者”の華麗な技を表現している。「ドラゴンボールＺ」 などを手がけた西尾大介監督、そして「動き」を生かすすっきりした「絵」にしあがったキャラクターデザインに は、「ママレードボーイ」 「プリンセスチュチュ」などで作画監督や キャラクターデザインをてがけた馬越嘉彦。彼らの手腕によって、洗練されたデザインと迫力のある 格闘シーンが支えられているのは間違いない。

またエアマスターこと「相川摩季」の他にも、強烈な個性（？）の持ち主たち「蓮華」や「美奈」といったキャラクターもまた見た目の印象だけでなく、はっきりした役割があってストーリーや主人公を邪魔しないが、それでも存在感のある、というバランスが絶妙。だからこそ、相川摩季の「強さ」と「華麗さ」が引き立っている、と言って良いだろう。

オープニングテーマ 「烈の瞬（れつのまたたき）」を歌うのはジャパハリネット。ファーストマキシシングル「物憂げ世情」や「満ちて来たる日々」などでの彼らとは違う新しいジャパハリネットが、かいま見える作品だ。
エンディングテーマ「ROLLING 1000 tOON」を歌うのは、マキシマム ザ ホルモン。 「ROLLING 1000 tOON」の歌詞の公開から制作秘話（？）は公式サイトで読むことができる。タイトル付けでもイロイロと苦労しているんだなぁ・・・とわかるんですが・・・これ以上は言わぬが華か（笑）。
「エアマスター」を盛り上げるこの2曲。ともに要チェック！